こんにちは。レンです。
ここ数年、北海道で乳牛がヒグマに襲われる被害があるのは
ご存じでしょうか。
今回は、牛を襲うヒグマOSO18(オソジュウハチ)について、
まとめていきます。
OSO18とは
OSO18は、北海道東部・標茶町と厚岸町の牧場に現れる
牛を襲う巨大ヒグマのコードネームです。
”OSO”は、OSO18の被害が初めて報告された
”オソツベツ”から来ており、
足跡の横幅が18cmだったことから、
OSO18と名付けられたそうです。
OSO18の大きさは、目撃情報や足跡から
高さ2.5m以上、体重300kg以上と推定されています。
被害状況
OSO18は2019年に確認されてから、
60頭以上の牛が被害に遭っています。
OSO18は、他のヒグマと比べ頭が良く
罠に掛からないため、
未だに捕獲ができていないそうです。
いまのところ、被害は牛のみですが、
遭遇した場合、人を襲うことも考えられます。
牛や人への被害がこれ以上増えないよう、
早く捕獲されることを祈ります。
OSO18への対策
OSO18は知能が高く、3年間罠に掛からないことから、
人を避けることに長けていることがわかります。
いままで行われた対策としては、
・檻を設置する
・電気柵や有刺鉄線を張る
・カメラを設置する
などの対策を行ってきましたが、
被害を防ぐ効果は得られなかったそうです。
今は、上記の対策の他に牛の首輪に鈴をつけて
被害に気付けるようにしているのだそうです。
ヒグマとの共生について
ヒグマなどの野生動物は、元々山奥で生息しており、
人里へ来ることはありませんでした。
近年、人間の過剰な開拓や
地球温暖化などの自然環境の変化により、
野生動物の生息域にも変化が現れています。
これ以上、お互いに被害を増やさないためにも
野生動物と人との共生を今一度考え、
お互いにとってより良い環境になるよう
努力していきたいですね!
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